記憶に残したい傑作。少年は、母への愛、父との絆の間で引き裂かれる。瞳に幼い焦燥を宿しながら。少女の圧倒的な存在感、深緑の森と湖、水色の空――夏の光景はすべて、美しい残酷な予兆なのだ———文月悠光 (詩人)
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子供世界とは社会には一切所属していない完全に独立した惑星だ。
何光年も前にそこで起きた出来事の光のみが現在の我々に残像として投げかけてくる———ヴィヴィアン佐藤 (美術家、ドラァグクイーン)
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ひと夏の経験ーポーランド版、ひと味違います!
胸きゅんサスペンス(笑)必見です!———ホンマタカシ (写真家)
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少年の心の揺れと隅々まで張りつめた緊張感、その向こうに広がるポーランドの景色の彩りに目を瞠 みはりました———小林エリカ (作家・マンガ家)
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大好きなお母さんのことが、急にわからなくなる。友達も、可愛い女の子も。不明=他者との摩擦で、自分の輪郭が、真夏の影のようにくっきり定まってく、特別な時間。
昆虫を捕まえる慎重な息遣いと手つきで映像に書かれた、そんな特別な夏の日記。何度も何度もまぶしくなった———町山広美 (放送作家)
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大切なリネンに染みが広がるように、寂しさと不安がピョトレックの心をじわじわと侵食していく。
1970年代ポーランドの明るくポップなインテリアやファッション、爽やかな夏の情景が少年のひりついた心を際立たせて胸が苦しくなりました———miii (イラストレーター)
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