少年期の終わり。
今年観た「ジュリアン」なんかも思い出すような作品でした。
あちらは完全にホラーでしたが、どこか似たような空気感を感じます。
子供が辛い目に合う映画はあまり観たくないのですが…
大人が思っている以上に、子供は大人の僅かな心の変化に気付いてしまう。
主人公ピョトレック目線で描かれるひと夏。
彼の中の何かが終わり、そして始まるのでした。
空中ブランコのシーンの刹那的な幸福感。
普通にあの遊具が危険そうで少し笑える。
眼鏡そばかす少年の可愛さ!2人の浜辺での何とも言えないやりとりが良い。
あと恐怖のシーツたたみ!
自分が12歳の頃を考えると、彼にのしかかったものはあまりにも重い。