終始やかましく、落ち着きなくひたすらケオティックなユダヤ人宝石商ハワード(アダム・サンドラー)。
ギャンブル狂で強面の借金取りに付き纏われている。
色々ありますがエチオピアから入手したオパール原石で結構な金を作り、それを返済に充てずに更に大博打。
奇跡的にバスケットクジが大当たりし1億ドル以上をゲット。
そしてユーフォリアの中でのサドン・デス。
兎に角うるさくて、鬱陶しくその場凌ぎのハワードには1ミリも共感できませんが不思議と惹かれる映画のスピード感。
次から次へと危機にぶつかりながらヨロヨロと前進する口先男には呆れさせらがどこか可愛いのかなあ。家族や友達には絶対持ちたくない人。
自転車操業のスピード感に引っ張られました。
脚本、監督、主演はお見事です。
ハワードに愛想を尽かしている妻役が「レント」のモーリーン役でとても印象的だったイディナ・メンゼル。
ウィークエンドやNBAスターのケヴィン・ガーネットが本人名で出演。ちゃんと演じています。
