ナンダコレ映画だった。ブリュノ・デュモン監督作は自分には合わんかもな。
他のジャンヌ・ダルク映画でさらっと触れられるジャンヌ(=ジャネット)が幼少期に神の声を聞きジャンヌ・ダルクになるまで。
その題材は良いとして、この手法はどうなのかな。
ありきたりな映画にしないというのはいいかもしれないが、それにしてもだな……
ミュージカルにしてはあまりにも……。
ほとんどがカメラに向かって歌にのせて心情吐露。おかげで画的に動きがほとんどない。
棒読みのような台詞と抑揚のない歌、メタルとヘドバン。
俳優の演技というより学芸会やパフォーマンス軍団のパフォーマンスを延々と見せられているようだった。
あえてそういう演出なんだろうけども。
インパクト与えたいだけみたいに見えてしまう。
まだドラマにしたほうがよかった。
106分しかなかったとは信じられない体感時間の長さ。