ちろる

UglyDolls/アグリドールのちろるのレビュー・感想・評価

UglyDolls/アグリドール(2019年製作の映画)
3.6
ぬいぐるみを作る段階で、バグが生じて販売不可と判断された出来損ないのぬいぐるみたち「アグリードール」たち。
彼らには彼らだけ住む世界があり、それなりに平和にくらしていたのだけど・・・
本当の本当の願いは子供たちに抱きしめてもらいたい!

そんな途方もない夢なんて叶うわけない!
と諦めるドールたちと、広い世界に行って子どもたちに出会えるはず!と希望を捨てないドールたちで意見が分かれていた。
特に人間に愛されたいと毎日願うモキシーが、ある時ヒト型のドールの世界に迷い込み、完璧なドールになれるよう訓練を受けるというお話。

完璧ではないものにも命があって、追いやられた者たちの悲しみの中にある願いがある。
そんな追いやられた側のモキシーは、周りに不可能だよって言われ続けてもなお、夢の実現を諦めないその姿勢になんか勇気がもらえます。

バグなんかではなく、個性は素晴らしいこと。右ならえの見た目よりも個性のある自分を愛せたら素敵。
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