落伍者

国家が破産する日の落伍者のレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
4.5
国とIMFの取り決めに真っ向から反対する女性を主人公に据えて、かつ観客が映画館に入る韓国凄すぎる。これを格好良いとみるか、民族性の違いだと揶揄するかで評価が分かれそう。日本は比較的外資が根付かない土壌と言われているが、デフォルトに陥らなくても保険会社はとっくに外資だし、シャープ、東芝、パイオニア、キャノン、JDIなんかは業績低迷で買収されたし、トヨタみたいな大企業だけ政府から情報提供受けるからどんどん肥え太るうえ法人税まで引き下げするから、昔の韓国を笑っていられない。中小企業、農業、教育に金を使わない国は亡ぶ。円が紙屑になったときに持ってた方が良いのってゴールドなのか物件なのかと思っていたが、この映画見てとりあえずデフォルト直前にドルに換えようと思った。過去の通貨危機エンタメとしても、現在進行形の物語としても完成度高い。
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