2020.4.18
53作目(19)
「1917」のキャストが役作りのため参考にしたと知り鑑賞。
こんなにリアルでショッキングな戦争映画を見たことがない。それもそのはず。この映画は100年前に撮影されたモノクロ映像を3D化しているから。
数千時間に及ぶモノクロ戦争映像から、約100時間の映像資料を選び、1秒13フレームや16フレームとバラバラなスピードで撮影された映像を現在の24フレームに修正し、フィルムの無数の傷をデジタルで修復。300ものショットをカラー化。600時間に及ぶ約200人の退役軍人たちのインタビュー音声素材から、ナレーションとして映像と融合。馬の蹄の音から木々に吹く風など様々なサウンドエフェクトをリアルに再現。
第一次世界大戦を生きていた人々のリアルを教えてくれる映画。
年齢を詐称してまで入隊を志願した青少年の楽しそうな姿、モノクロ映像からカラーに変わる瞬間がすごく印象的だった。
"善意の同情は無意味だ"
"戦場での命は無価値だ"