機動戦士ガンダム 逆襲のシャアのsuperpeachのネタバレレビュー・内容・結末

この一週間でファースト、Z、劇場版と来て「逆襲のシャア」に辿り着いた。

ガンダムシリーズ通して描いているのは「自己同一性の確立」と「母なる存在からの離脱/独立」だと思う。
戦争の中で自分は何者なのかを問い続け、即ちそれは巣立ちを意味する。
重力のある地球からの独立、ホモサピエンスという種からの独立(=ニュータイプ)、男/女という生物学的枠組みからの独立。

心の拠り所を探し続けるも、母なる大地に見捨てられたシャアは、幾多の女性たちを愛してもララァの思慕とアムロに対する執着がある限り、真の意味で「独立」を果たすことが出来ないのだ。しかしながら、同時に思慕と執着こそがシャアをシャアたらしめる。