設定-/脚本4/役者5/映像音楽5/個性5
もし創作のディザスター映画だったら、面白かったと感想を書いたのかもしれない。襲いかかる怒濤の災難。ギリギリで回避された最悪シナリオ。翻弄される関係者…不幸にも、本物の多大な犠牲の上に完成した、平成最悪のノンフィクション映画である。
冒頭から本震発生。落ち着いて対処する人々だが、史実通り、予備電源を喪失したところから緊張感が別次元に突入する。
報道で知っていたことが多かったものの、現場の目線で時系列に沿って疑似体験すると、どれだけ現場の指揮をとることが難しかったかがよく分かる。
人物像にやや脚色あれど、「現場で何が起きてたか」を知るには十分。なにも知らない方が問題。
そして我々素人は、もっとFukushima 50に感謝しなければならない。福島だけでなく国と世界を救ったということに。
2020-17(12) 第３位
2023-5(再)
再鑑賞：2023/1/18 Netflix
