2008年に起きたムンバイ同時多発テロのタージマハル・ホテルでの出来事を元にした作品で、ショッキングな映像もありますので見る際には気をつけてください。
ちなみに対岸の火事と思われる方もいるかも知れませんがこの同時多発テロでは日本人の死傷者も出ており決して関係のない話ではありません。
偏見というのは怖いもので、本人は偏見をしていることに何かしらのきっかけが無ければ気がつけないものです。
本人は偏見している自覚を持っていないことが大半です。
作中でもそういった出来事があります。
また、知識がないことで相手の文化や宗教を知らず識らずに侮辱してしまうこともあります。
そういった現地人に対するリスペクトがきちんとできていないと余計な対立を生んでしまいかねません。
海外に行くときは気をつけたいですね。
映画としての評価は難しいですね。
スリラー映画としてはいつ何が起こるかわからないという点でスリルはありますが実話を元にしているので逆に言えば、鮮明にストーリーを描いている時点で生存者は必ずいるし、解決した事件のため解決することもわかってしまいます。
とはいえ、事件を形骸化させないために映画を作成すること自体は大変有効であると考えます。