Nori

ホテル・ムンバイのNoriのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.0
事実を下にしたフィクション。

テロを行う若者たち。貧しさ故に学が無く、簡単に洗脳され、利用され、散っていく。
そんな彼らによって散っていった少なからぬ命。

やるせなく思うし、負のループを止めることができないことに、ある種の無力感を抱いてしまう。

それでもなお生きて、個々がそのささやかな職責を全うする。その小さな積み重ねが、世界をほんの少しだけ前に進める。

ホテル・ムンバイの従業員たちは、多くの我々と同じ、名もなき普通の人々。彼らの行動は私たちの人生と同一線上にあり、共に世界を形作っていく戦友なのだ、と思う。
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