このレビューはネタバレを含みます
原作は手塚治虫。この偉大な親の存在に挑戦した息子手塚眞の映像化作品。
「蜜のあわれ」に続き、二階堂ふみに渋川清彦が出演。
クレイジーで愛くるしい浮浪者ばるぼらに何故か惹かれていく、小説家の美倉洋介。彼女の存在が物書きの手を進める。
「いくらでもいるってことは、ひとりもいないってこと。」
結局ばるぼらとは何者だったのか。
書いていたばるぼらのストーリーには少し触れて欲しかった。
稲垣吾郎の不自然なサングラスと渡辺えりの怪物具合、カルト的な儀式の結婚式のシーンが印象的だった。