めちゃめちゃよかった...。
愛し合っているのに触れたら死んでしまう難病2人の恋物語。
嚢胞性線維症（CF症）という病気の存在を初めて知った。
CF症の人が同じ病気の人と交流するには180センチは離れていないと細菌をうつし合う恐れがある。細菌をうつし合えば死んでしまうから何よりも距離を保つことが大事。
この病気はアジアでは稀だけどヨーロッパでは多いみたい。
このコロナ禍という時代だからこそ「スキンシップというコミュニケーションをとれることがどれだけ幸せなことか、スキンシップは呼吸と同じくらい必要なことでその大切さを改めて感じて、好きな人とスキンシップをとることが可能ならそれはしていくべきだよ」というメッセージがダイレクトに届き深く頷ける😷
CF症という病気のせいで多くを奪われ恋愛をすることすら難しい2人が、「奪われるのはもうたくさん、ほんの30センチの距離くらい省略したっていいでしょ？」と180センチのうちのたった30センチを省略し、150センチのビリヤードキューで手を繋ぐその抗いがほんとに切ない。
ティーン特有の危うさと、生きたい気持ちと触れたい気持ちとの交錯がもどかしい。
初めてのキスが意図していなかった人工呼吸だなんて悲しすぎるよ😭
普段病気ものは悲しくなるし結末が想像できちゃうから観ないけど、この映画は病気によるお涙頂戴ではなくてちゃんと演技によって泣かされるところ、結末も想像とは違ったところがすごく良かった。
最後の選択にも、ストーリー全体を通してもむしろ観ている側が元気をもらえて温かい気持ちになれるから大好きな映画の仲間入りになった🎈
