片住

オオカミの家の片住のネタバレレビュー・内容・結末

オオカミの家(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

満席続きだったけどやっと席を取れた!
シュヴァンクマイエルやクエイ兄弟のイメージで鑑賞しに行ったけど、平面と立体を行き来したり画材がひたすら描き換えられたりと面白い表現で「次はどうなるんだろう」とひたすらどきどきした。
ストーリーは寓話的。前情報はほんのりと「カルトの物語らしい」くらいに留めたけど、導入部分ですでに勧誘感溢れている。残念ながらチリの歴史など作品背景を全く知らなかったから鑑賞後にいろいろ調べたけど、鉤十字が窓になっていく描写はこれだったんだなーと納得。あのマークはもう現代では東京卍會しか使わないでしょ、海外の人は使わないでしょ。もう少し調べてからまた観てみたい。それにしても元ネタのカルトは最近までコロニーを維持していたみたいで恐ろしい。やっていたこともかなり気持ち悪いし政府も介入しないなんて。支配ー非支配の関係しか知らない人は、本人が望んでいなくても支配ー非支配の関係しか築けなくなるものだな。
片住

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