RIO

オオカミの家のRIOのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
4.1
途切れることのない思考の波に視線を委せる
理解出来ないミッドナイト 頭のなかは凄いうねってる
重くて暗いそういう不合理がソファに埋もれて塵となる 苦しみが耐えることなく襲ってきて匿う者は誰もいない

観たものが空想なんかではなく
本当に目にしたものであったなら
絶望と寂しさを大き過ぎた顔が慰めてくれた

ボールの魔法で人間へとなるペドロとアナ 平面から出てきて床を游ぐ
壁を蔦う感情や過去の記憶 時間の移動 2次元から空間のでこぼこが無限でした

籠から出られない小さなマリア
家畜のように扱われよそ者は家族と家を奪われる
自分の家族には辛い思いはさせたくないマリアの叫びは切ない

取外し可能な手足やヅラ 笑ってしまうんだけど
自由への渇望が果てしなかった
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