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草原の輝きのmyjstyleのレビュー・感想・評価

草原の輝き(1961年製作の映画)
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名作ですね。中流家庭の娘ディーンと石油成金の息子バットは美男美女カップルです。高校の廊下を2人が腕を組んで歩く場面は、恋する乙女そのもの。ナタリー・ウッドがキラキラして美しい。でも、ディーンの母親とバットの父親の価値観を押し付ける過干渉の結果、破局を迎えてしまいます。バットの放縦な姉がパーティの席で乱れる場面で、バットに自分の思うように生きないと後悔するよと予言していました。彼女が毒づいているのはビクトリアニズムに向けたものです。ディーンは失恋の苦しみから精神病院に入り、2年半の療養の後、バットに会いに行きます。この場面で、ワーズワースの詩が活きてきます。(ヒロインは高校の時、この詩の意味を問われて答えられなかったのです) 詩の意味がわかった彼女は心からの笑顔と共に去っていきます。
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