ウクレレまさあき

ブラインドスポッティングのウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
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「公開初日記念 モーリー・ロバートソン トークショー付き上映」にて鑑賞。
最初にトークショーで、オークランドがサンフランシスコの対岸に位置して、IT高級住宅地の隣にある、貧困層が多い場所なこと。ギャングが多く、銃やドラックが蔓延ってることを聞く。彼らにとって、スタイルは尊厳 であることも。

で、上映。指導観察期間中の黒人とチンピラな白人の幼馴染みが、地元オークランドで引っ越し業しながら暮らす3日間の話。
ヤバいところ特有の緊張感がずっと続く。指導観察期間中だろうが終わろうが、死や犯罪と背中合わせの生活に変わりはない。ヒリヒリするようなリリックは、こういう環境から生まれたんだって納得した。スタイルも命がけだからこそカッコいい。
『ヘイト・ユー・ギブ』とは切り口が違うけど、これが今のアメリカなんだろう。
見応えありました。