クリーム

エボリューションのクリームのレビュー・感想・評価

エボリューション(2001年製作の映画)
3.7
直球なB級SFコメディ。SFコメディって、こんなんで丁度いいんじゃないかと思える作品でした。だけど、キャストが良く発想は中々良かったです。クリーチャーやキモさも丁度良かった。楽しかったです。

アリゾナ州の砂漠に巨大な隕石が落下した。元陸軍勤務で現在は大学で生物学の教師をしているアイラは、地質学者のハリーと調査に向かった。細胞を分析すると異常なスピードで進化する事が解り、再び落下地点へ行くと、すでに虫のような生物が大発生していた。この驚異のエイリアンの存在を知った陸軍上層部のウッドマン将軍たちは、隕石落下地点を封鎖してアイラ達を閉め出した。



ネタバレ↓



街では異様な生物が続々と現れ始め、軍による封鎖は効果がなく、エイリアンは進化を遂げながら街へと進出していた。エイリアンは酸素に触れると死滅するが、徐々に対応出来る様になっていた。軍は、エイリアンをナパーム弾で焼き払う計画を立てる。軍の研究者のアリソンは、ウッドマンと対立しアイラ達と組む。アイラ達がエイリアンに熱を加えると急激に進化が進む事を発見し警告するが、ウッドマンは聞き入れない。そして、アイラ達はあるフケ取りシャンプーに含まれているセレンと言う成分がエイリアンにとって猛毒になると発見し、学生や消防士達の協力を得て、消防車にフケ取りシャンプーを大量に積み込みエイリアンに立ち向かう。ナパーム弾のせいで、超巨大な軟体生物に成長したエイリアンの肛門らしき穴に消防車のホースを突っ込んで大量のシャンプーを注入。エイリアンは猛毒を注入され大爆発し、街は救われることになった。

クリーチャーの発想が全部何処かで見た事のある生物を気持ち悪くしているだけなのが、愛嬌があって良い。だけど、しっかり気持ち悪いものも多い。そして、全部同じ変化では無いのも面白かった。虫、海老、パグ犬、恐竜等々、それぞれ違うモノになる。しかし、ラストはナパーム弾で、1つの巨大なタコみたくなりす。これはB級じゃなきゃ許せません。頭を使わず観れる息抜きSFコメディで、楽しかったです。
ラストに巨大軟体生物の肛門に吸い込まれたアイラ達がそこから排出された時のヌルヌルは、まるで柔らかいウ○コだった。
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