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エボリューションのはのレビュー・感想・評価

エボリューション(2001年製作の映画)
4.3
あらすじ
アリゾナの砂漠に落下した隕石から、生体細胞が検出される。
最初は単細胞生物だったそれは、ひと月の間に多細胞生物へと進化し、独自の生態系を構築しながら、爆発的な進化を続けていた。

感想
宇宙生物の設定が最高。
今まで観た映画の「人類に脅威を与える宇宙生物」の設定として、正直一番好み。
人類関係なく勝手に増殖して進化して、人類への脅威は「たまたまそこに居たから」巻き込んだだけという自然災害スタイル。
多分ほっといたらどん詰まりまで進化して、勝手に滅んじゃったりもするんじゃなかろうか?
「どんな相手だろうと、自分に興味を持つのは当たり前」という映画内の人類の態度がとにかく気に入らないので、「おまえらになんて興味ねえよ」と言わんばかりに勝手に生態系を作り上げて、進化していく生物達の姿にすごくスカッとする…

自分が観てきた映画の中でのイメージでは、ジュリアンムーアって年配女性役だったので、セクシーなお姉さん役なのがなんか面白かった。
一番最近映画で見たジュリアンムーアは認知症になってたのに…。
自分的には役者で気になっちゃうのはモルダーよりこっちだったわ。

軍の行動が間違いみたいに描かれてるけど、先にあれがなかったら、個々、総数がわからない生物を撃破するのは不可能だったよね。


以外宇宙人強さ評価(ネタバレあり)

エイリアン生態系
隕石に乗って飛来した生物相。
地球の生命が30億年かけた、単細胞から多細胞生物への進化をひと月という、異常な速度で進化する。
増殖しながらさまざまな生命体へと分岐し、独自の生態系を生み出しながら、環境に適応し加速度的に増殖する。
映画終盤では類人猿程度の知性のある生物までを生み出した。

炎を浴びると活性化し、巨大化する。
作中、これは活性化と捉えられていたが、全体としては明らかなマイナス。
最も巨大に成長した個体が、他の全生命を取り込んで一体化してしまったため、全体としての能力が一瞬で失われてしまう。
故に炎は、唯一の致命的な弱点と考えられる。

作中弱点とされたシャンプーの成分については、生物相が維持されている限り、作中酸素を克服したように、やがて克服されてしまうだろう。

映画では人類にすぐに発見された為対策を取られてしまったが、知的生物が文明を持ち始める段階にまで進化した場合、勝てる宇宙人は非常に限られてくる。
更に時間が過ぎるごとに進化してしまうので、最強の科学力を持つ文明でも危うい。
当然この段階にまで達すると、炎などもはや問題にもならない。

更にメタ的な部分ではあるが、「進化し続ける」というキャラクター特性が非常に強力。
どのようなvsシナリオでも、キャラクター特性を無視する事は出来ない為、登場した時点で強キャラ設定が約束されている。

発見さえされなければそこまでの進化も容易な為、ポテンシャルとしては、あらゆる作品の宇宙人に勝つまでに成長しうる。
やはりコメディ世界の生物は、シリアス世界の生物達からは頭ひとつ抜けて強い。


科学力:0〜加速度的に最大値まで進化
頭の良さ: 0〜加速度的に最大値まで進化
兵器: 0〜加速度的に最大値まで進化
身体能力: 0〜加速度的に最大値まで進化
兵力数: 0〜加速度的に最大値まで進化

総合:〜320(理論値)
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