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天国から来たチャンピオンのbopapaのレビュー・感想・評価

天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)
3.4
ウォーレン・ビーティ主演の、間違って死んでしまったアメフトのスター選手が他人に入り込む話。設定自体はよくあるものですが、その入り込んだ相手が超お金持ちの社長さん、という所から巻き起こるコメディタッチの作品。


以下ネタバレ…

普通は他人の中に魂が入り込むと外見はその人のまま、な所を強引に誰の中に入り込んでもウォーレン・ビーティ!で突き進む所が面白い。結果としてあのお金持ちさんは同じ相手(嫁と秘書)に2度殺された事になるんですよね、考えると酷過ぎるよあの不倫カップル。

1度目は自分の意思を持ったまま生まれ変わっているのでそのギャップから生まれるドタバタを楽しめるのですけど、2度目の転生の時には完全に本人の記憶を失ってしまい、他人としての人生を歩む事になるのですが、こんな悲しい終わりでよいのか?

天使の間違いで死んでしまったのに、結果として他人の身体の中で自分の記憶も無く生きるなんて、生まれ変わっても何の意味も無いじゃない?と思ってしまいました。そう思わせた脚本の勝ちなのでしょうが、もう少し幸せなラストシーンにしてあげたかった!
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