南アフリカの刑務所。
刑務所内ではナンバーズというプリズンギャングがいた。
劣悪な環境の中、ギャングたちの暴力の実態が描かれている。
主人公のマガディンは20年にわたり「28」というギャングの幹部をしていた。
その中に2人の若い囚人が入ってきた。
マガディンは彼らを見て幹部の人間に話す。
ドラッグを持ち込んだ1人には
「あいつは鉄砲玉に仕立てる」
大人しそうな1人には
「あいつは性処理にするか」
というシーンがある。
わりと最初のシーンだった。
その時点でかなり胸糞だった。
気持ち悪かった。
マガディンは自分の息子と面会で会った事をきっかけに更生しようとする。
でも、息子に会う前にその大人しい青年をレイプしている。
めちゃくちゃ気持ち悪い。
今まで刑務所内でのそういったシーンは他の映画でも観てきたが、この映画に関してはとても胸糞悪さを酷く感じた。
看守も囚人たちも暴力に継ぐ暴力の中で生きてこなくてはいけなかったから人としておかしくなるのは分かるが…。
後味も悪く、不快な作品だった。
カロ・マタバネ監督作品