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クワイエット・ボーイのEPATAYのレビュー・感想・評価

クワイエット・ボーイ(2015年製作の映画)
3.8
良い!

クランプスという、大人が「子どもを攫う悪魔」に扮装するという町の行事(日本でいうナマハゲ的なことなのかな)中に失踪した4歳のトマス君が、5年後に見つかり家族のもとへ帰ってくるが、親のハグを拒否したり、祖母の髪の毛を引っ張ったり、母親に怒鳴ったりなど、以前のトマスとは様子が違う。

犬がトマスを見ると吠えたり、統合失調症の青年があれはトマスじゃない!と言い出し、母親やおじいちゃんも少年に怯え......っていう話。

今作はホラーというジャンルそのものを上手く活かしていて、劇中に様々な罠を仕込んでいる。

ホラー映画好きほど騙されるはず。

これは意外とタイトルがそこまでずれていなくて、煽り文も良い。

人間(観客)の思い込みや固定観念をもてあそぶ素晴らしい脚本。

伏線回収がすごい映画よりも今作のようにミスリードを巧みに使う映画のほうが個人的には好み。
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