このレビューはネタバレを含みます
原題『Deep in the wood』に『クワイエット・ボーイ』と邦題を付ける勇気。ボーイは別にクワイエットではないって言うね。
12月5日、クランプスの最中に酔った父親が目を離したせいで行方不明になった男の子トンミ。5年後に保護された孤児とDNAが完全一致。祝!トンミ無事帰宅!だけど何か違う。何か怖い。でもDNAは完全一致。違和感しかない母親と祖父。
実はトンミは行方不明になった夜、森で転んで死亡。自分が追いかけたせいで死んだと思ったバーの3人組が穴に隠してたってわけ。
でもホントはそうじゃない。息を吹き返して帰宅したトンミは眠剤かなんかで朦朧としてる母親に窒息死させられていて、それを庇った祖父がトンミを森に一旦置いたタイミングでバーの3人組が来て穴に隠したのが真相。DNAの完全一致は母親の不倫相手(警官)が検査サンプルを誤魔化したって言う理由。
穴から回収された遺体は埋葬されて、母親は逮捕され、多分、祖父と不倫相手も罪を問われる事になった感じ。
じゃああの子は誰なんだって話なんだけど、ホントに誰か分からない孤児っぽい。なのであの父親が養子に引き取りましたエンドロール。3人共殺せば良かったって言うけど、そもそもアンタが目を離さなきゃ良かったんやで、と思います。