貝

ジョジョ・ラビットの貝のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.0
たった10歳であるジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)の頭はナチ教徒でありながら心は平和主義の矛盾がピュアなまま彼を分裂させることなく同居しているのは、まわりにいる正しい大人たちあってこそだった。確かに正しいことが正しいではあるが、あまりにも自己犠牲的で美しすぎて辛くなる。死を覚悟する人は皆そうだった。母(スカーレット・ヨハンソン)の感情を抑えながらも正しく健やかでいようとする姿がかっこよくもあり、やはり辛い。幸いにも残酷なシーンもコメディらしくカラッとしてはいた。
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