レナ

ジョジョ・ラビットのレナのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
2.6
戦争映画だけど極力ポップに描いているのは監督の意図なんだろうけど、ナチをこういう風なタッチで描く事自体に抵抗を感じてしまった…。結局ナチの何が間違っていたのかしっかり描いていない事とか、結局アメリカが正義みたいな終わり方とか、違和感を感じる。物語が楽観的な想像の域を超えてこないというか。

この映画において結局ナチは背景にしかすぎず、主人公Jojoのアイデンティティ・クライシスが主題になっている。無垢ゆえに愛国心に染まってしまっている様子とそれが揺らぎ、最後には敗戦するまで、その点ではまずまずではある。

アバンギャルドなスカジョママは魅力的なキャラだった。最後に彼女を見るシーンは映し方に驚いた。
レナ

レナ