YudaiNakamura

ジョジョ・ラビットのYudaiNakamuraのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

初っ端がビートルズの曲で開始して、主人公もキャストは全員英語で喋るけど、最後アメリカ兵に捕まるとよくわからないって英語で言ってるなかなか突っ込みどころ満載やなぁと。

ただし、内容はとてもよい。

第三者によって作られた自分の思想(ヒットラー)と本当の自分との葛藤がうまく表現されていた。

その作られた思想もヒットラーが自殺した瞬間に崩れ落ちて残ったものは、愛する、踊るといった人間の本心そのもの。

キャプテンKはその心を最後まで忘れなかった男として登場したと思っています。
彼が戦場を外されて教育をやっているのはそういうところもあるのではと推測。

もちろんジョジョの母親も。
ただし彼女はナチスという心の葛藤はなく信念を貫いている。

ただし、何も考えずに盲信する彼らも笑うことはできず、誰でも作られた思想に負けることは多々あるはずで、大衆がナチス化しているあの状況では無理のないことだと。

母親の死や、隠れているユダヤ人が表に出るシーンなどハラハラするシーンもあり全く飽きることなく見続けられました。

心の中の自分自身と時には戦い本当にそれで正しいのかどうか見極める必要があると感じました。
YudaiNakamura

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