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ジョジョ・ラビットのtanakaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
主人公のジョジョ君はナチス信者だけど、生き物は殺せないし、ママに叱られたらすぐ反省するし、女の子を傷つけたら不器用ながらも謝ろうとするし、素直な良い子。そんな彼とユダヤ人お姉さんとの交流が中心に描かれます。取り巻きである、スカヨハやサム・ロックウェルと言った大人達も良い味出してます。特に最近のサム・ロックウェルは、人間味ある良い役が多いですね。同じゲイ役と言う意味で、スリー・ビルボードの警官役も大好きでした。あと、個人的なお気に入りが、メガネ小太りの親友。一見冴えなそうなんだけど、達観者。「彼女がユダヤ人だなんて些細な事さ」と言い切ってくれる所が清々しかった☺️☺️☺️彼が親友で居てくれる事が何とも頼もしい。

こう言った魅力的なキャラクター達の人間模様がコミカルに描かれるからこそ、戦争の理不尽さも際立つし、それらを超えた先にある、ダンスに象徴された人間讃歌的テーマも、より一層映えるのだと思います。
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