ーすべてを経験せよ
美も恐怖も
生き続けよ
絶望が最後ではないー
リルケの詩とビートルズと
デビットボウイの音楽に
彩られた、チャーミングな映画
スカーレットヨハンソンと
サムロックウェルが
ほんとうに格好いい
ナチや戦争を
子供が理解できないのは仕方ない
ふざけたり世間に流されたりして
ただ戦争ごっこが好きなだけの男の子が
そのままではいられなくなる
ナチズム批判をするなら
もっと真面目にという映画評をみたけれど
そのどこか不真面目な柔らかさが
この映画の魅力だと思う
正しさとか思想とか国とか
それがどんなに危ういか
もう私たちは知っているのだから
どんな時もお母さんは息子を
子ライオンのように可愛がるし
青空の下で踊るのは楽しい
ユーモアはやっぱり希望だ