窯で洗濯物煮詰めながらのプロポーズ、棒キャンディの包み紙、布巾を切り裂く助産婦。ジャクソンの息子はジャクソンアンドロングストリート。明日がやってくることをひたすら堪え忍ぶ日々。一度きりの食事シーン、わずかに供されるのはお粥。八月の光では生き残っていた居候の妊婦。

ロバート・デュヴァル主演の自主映画。一生一つの場所に留まり、畑を耕して生きていくような、そう思われている男と家族を失った不憫な女性との出会い。アクシデント的に出会った女に即座に結婚を申し込み、周りには妻だと触れ回るデュヴァル、ブサメンだったらストーカー規制法で即逮捕だろう。終盤まで駆け抜けるような展開の早さ、人生はこうも短い時間で変わってしまうものなんだなー。いや、ジャクソン＆ロングストリートって名前は長すぎやろ…。

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旦那から逃げてきた妊婦を助けた農夫が産褥で亡くなった妊婦の代わりに子供を育てたら妊婦の家族に取られるという話。悪くないが良くもない。南部を描かせたら抜群のヤバさを誇るフォークナーだが、南部じゃなくても成立するのは悲しい。フォークナーは『響きと怒り』とか『アブサロム！アブサロム！』みたいな狂った作品の方が好き。

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