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バルーン 奇蹟の脱出飛行のchaooonのレビュー・感想・評価

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)
3.8
東西冷戦下の1979年、東独から西側に亡命しようと挑んだ2つ家族の実話👨‍👩‍👧‍👦👨‍👩‍👦‍👦
脱出手段はなんと手作りの気球🎈🔥

冒頭から脱出劇がすぐさま展開するので、映画の最初から最後までずっとハラハラする🥺

序盤に子供が「僕たち死ぬの…」って泣きじゃくりながらいうシーンがあって、早くも軽くパニックになったくらい、脱出劇はかなりスリリングで心臓にも悪い😭

逃亡計画がバレたら、即連行…😨
逃亡現行犯は、即射殺…😱
普段の生活からバレるんじゃないかと、人の目やちょっとしたことが気になり、ビクビクしている描写や、終始緊張感が漂っていて、観てるこちら側もずっと気が休まらない😂

音楽もずっと重苦しいけど、思わせぶりなだけで、な〜んだ違った😯みたいなシーンもあるのに、基本劇伴で不穏さを煽ってくるから、少し気を抜けるシーンですら、ずっとピリピリ⚡️
彼らの切迫した状況を表してるのかなあ…とも思うけど、思わせぶりシーン多くて観ててちょっと疲れた🤣

でもやはり巨大な気球が完成して、脱出を試みるシーンは胸熱❤️‍🔥
東側政府が躍起になって捜査をする中、その捜査網を掻い潜って、ギリギリのところをついてくる感じは手に汗握る✨

それと、緊迫した状況で家族それぞれが吐露する思いは、胸を突きますね🥺
同じ立場ならお母さんの気持ちに近い😭
何があっても子供だけは失いたくないよなぁ😭😭

一夜にして配置された東西を分つ壁は、思想と国を分断するだけじゃなく、望まない形で家族を分断していたと思うと、あまりに理不尽。

本作は脱出劇がメインなので、どうしてそこまでの危険を冒してまで西へ逃げたいのかという、東側の体制は描かれていなかったけど、東側の人たちの抑圧された状況は空気で伝わって来た🥺
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