はつみ

名探偵コナン 紺青の拳のはつみのネタバレレビュー・内容・結末

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

今年のコナン映画の率直な感想は全体的にえっちだった。
めっちゃなんかえっちだったです。


毎年恒例となっているコナン映画ですが、さすが安心と安定の面白さで面白さに差はあれど、一定の面白さを毎年保っているのはさすがだと思います。

今回、サブメインキャラは怪盗キッドと京極真。京極さんは劇場版初の登場だと思うし、怪盗キッドどの対決?がすごく楽しみで見に行きました。
また、コナン史上初の舞台が海外というのも、一つ特徴だと思います。
新一としていくのかと思ったらまさかの不法入国だったのは予想外でしたが。
それと、園子京極カップルの感じとかもすごくかわいくて好きです。


全体的にえっちだなと思ったのは、最初園子と京極が待ち合わせで会ったときに、園子が股をこすって欲求不満的な感じになるカットがあったり、プールで蘭と新一(怪盗キッド)が一緒に入って、蘭が近づいて赤くなって「私達付き合ってるんだよね?」っていうシーンがあったり、その時コナンがうわああああってなってるんですが、そのあと時になにもなしで次の場面に切り替わるのでもうこの二人がホテルでやったとしか思えない。
コナンくんななんかえっちだな~と思ったし、ハニトラ的にレイチェルさんが毛利にバーでなんかするのもえっちだなと思ってえっちだなと思いました。

あと、ゲスト声優のレオン・ローをやった山崎育太郎さんの声がすごく好きでした。若干緑川さんっぽい部分もあるけど、違う感じで、誰か知らなかったんですがミュージカル俳優さんだなんですね。

ストーリーは前回のゼロシコに比べたらわかりやすくて、ゲスト登場人物も少ないので犯人はすぐに予想できました。

個人的に好きなのは、序盤の京極VS怪盗キッドが直接対決するシーン。あの怪盗キッドのトランプ銃の撃たれたトランプを手で取って、煙から出てくる京極さんまじでカッコイイし、それに対抗する怪盗キッドの焦ってるけど、楽し気な感じがすごく好きでした。
というか、京極さんというキャラはあまり私は今まで印象にないというか、園子の彼氏ぐらいの認識だったんですが、コナンの中で一番まともな男だなと思うし、付き合うなら京極さんだな。
それと怪盗キッドが後日ブルーサファイアを盗もうとして、ハメられ得るシーンは演出とかもろもろ見事だなと思いました。その前に、レイチェルさんに変装して、ブルーサファイヤの保管室に侵入するんですが、そこで盗もう死としたら下の台座が開いて、中から、ゆっくりとレイチェルさんの遺体が出てくるのは本と見事。あ、これキッドハメられたし、レイチェルさんに変装してるから言い訳も難しやんけ!ってなりましたね。

今回すごく特徴的というか、珍しいなと思ったのが終盤の船がタワーに突っ込むシーンがクラシックの「月の光」をBGMにしてコナンたちが一生懸命走ってるけど、ほぼセリフや雑音はなしでBGMだけという演出がコナンの映画に今までなかったと思いました。
これはエヴァンゲリオンやもっというと時計仕掛けのオレンジなどで使われるすごく危機迫っているシーンや、または暴力的で過激なシーンを穏やかなクラシックにのせることでその合ってなさが気持ち悪いというよくある演出なんですが、それをまさかコナン映画でやるとは思ってなかったですね。今までにない、(個人的に)コナン的ではない映像表現だなと思いました。
(めっちゃ個人的にですが、前日にフィギュアスケート国別対抗戦で女子の紀平梨花選手がSPにこの月の光で演技をしているのでそれでなんか月の光だ!!!ってテンションあがりました。)

今夏、サブタイに”拳”とあることによって、終盤のアクションシーンは拳をで戦うシーンが多くてそこも作品のテーマに合っていていいなと思いました。京極だけではなく、蘭も拳で戦っていました。
正直、今回は(も)蘭とコナン(新一)の二人の見せ場がすっごく少なくて、蘭は一人で倒せちゃうし、申し訳程度に「新一の声がしたわ~」って感じで全然要素が薄いですね。
逆に(サブメインキャラということもあり)、京極園子カップル要素は多くてよかったです。でも、京極さんそんな胡散臭いやつに言われて、ミサンガ付けられて拳封印しちゃうってさすがに精神が弱すぎでは?とは思ってしまいましたね。
だからこそ、最後ミサンガを怪盗キッドが切っちゃうシーンはね、京極さんを自分に勝つ、乗り越えるっていう意味で京極さん自身で切ってほしかったです。いや、わかるんですこのシーンが怪盗キッドの助けによって京極が覚醒するっていうその関係性と、トランプ銃のトランプがあと1枚でそれが大逆転のチャンスってなるあの演出もすき!!好きなんだけど~~~!!!
でも、ラスト園子京極のカップルがすごく良い感じで好きでした。園子の前髪がおりてるのが最高に可愛いし、京極の絆創膏をひっぺがして京極さんが赤くなって、イチャイチャするあの二人のラストのシーンがほんとかわいい。

あとここが個人的に微妙だなと思ったのは序盤で、京極さんと怪盗キッドの直接対決シーンで最終的にコナンが京極に向かってサッカーボールを蹴って怪盗キッドが打破するんですが、その理由が薄すぎる。
って今思ったけど、よくよく考えたらあれか怪盗キッドが捕まったらコナンは日本に帰れないからじゃん!って今気づきました。劇場絵は「俺だって助けたくなかったけどよ」でそのあと色々事情を聴くので、理由がうすいなと思ったけど、そういうことでした…。

今回は灰原含め少年探偵団の活躍はすごく少なかった。

それで、次回予告ある程度予想しながら見てたら
夜景でしょ?照準…。ってことはまさか!?!?!
「届け、はるか彼方へ」(池田秀一ボイス)
赤井ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!やんけ!!!!!!!!

いや、正直順番的にそんな気はしてたけど、赤井の声を認識した瞬間の胸の高まりがやばすぎて、今回一番テンション上がりました!!!!正直、本編全部ふっとぶくらいこの予告にしてやられました!!!!!来年赤井やn!!!!一年もこの気持ちおさえとくんか!!!!!
コナン映画ほんとよくできてるなと思うのが、去年も思ったんですが本編後に来年の次回予告をすることで、1年間そのわくわくを貯めに貯めて、そして公開して見ることによってその1年間のわくわくを爆発させるので面白くないわけないんだよ!!!!!!!!

最近のコナン映画は、サブメインキャラがいてそれで釣ってる感じがするので、初期の純粋に蘭と新一(コナン)のちょとラブな感じもうやってくれないのかな~って思ってるんですが、でもサブメインはやっぱりサブメインで最高!!!!!てか、赤井!!!!

とりあえず、来年も見に行くこと確定しちゃいましたね。
はつみ

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