このレビューはネタバレを含みます
息を呑むヒューマンドラマであった。表情やセリフの行間を伝えるのが上手く感じたが、私は他者の感情を察することは苦手なので普通はクドく感じるのかもしれない。
全体の登場人物が少なくそれぞれ立場上ベクトルの違う大きな責任を背負っており、見る側としての共感などは全くない。しかしそれゆえに最初はかなりぎこちない形の進行だったのが加速度的に変化していく様が良かった。重く苦しい物語ではあるが、少し勇気を貰えたような気はする。
あとは顔面蒼白で死にかけの松坂桃李を見たい人にはおすすめです。