このレビューはネタバレを含みます
ほとんど予備知識なしに。
はりきりサスペンスやったら嫌やなぁと思ってたんですが、そんなんではなくじっとりサスペンスでした。最近バイスとかブラッククランズマンとか記者たちとか見てて、日本にはこういう映画ないな、と思っていたので、こういう映画撮って公開してくれたことがまずうれしい。出てくれた人たちがいるのもうれしい。
フィクションなんだけど今起こってることがほぼほぼトレースされてるような。その裏で起こってるであろうような政府のやり口が描かれる。
内調の暗い部屋の描写とか新聞社とか松坂桃李の家とか空間が面白かった。目悪くしますよ、内調の皆さん!
高橋和也が最近僕の中であつくて、今回もよい感じでした。挫折した人がよく似合う。
田中哲司はもはや怪演。気持ちいいな。いいな。
北村有起哉の感じもよいし、西田尚美もやっぱりいて、なんか僕の好きな役者だらけで美味しかったよ。
主人公二人ももちろんよかったす。顔ね。松坂桃李の最後、ゾンビみたいな顔になってたもの。アップに耐えうるあの表情すばらしかったなぁ。シムウンギョンさんははじめてだったんですが同じく顔ね。あと彼女は姿勢ね。佇まいがとてもよかったな。
選挙に行かねば。