はせしゅん

新聞記者のはせしゅんのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
4.2
内調(内閣情報調査室)
実態はベールに包まれている内閣直属の国内外の情報を取集する部署。日本のCIA的なものと言われており度々陰謀論などにも上がる日本の影の部隊。

その内調と真実を求める新聞記者の話。
大きな陰謀を明るみにしようとする新聞記者と正義と国の安定と正義の間で揺れる内調の桃李くんの話。

陰謀は少しやりすぎている印象もありますが
内調はほんとうに日本の闇。
闇が深い。

内調の中で出される命令は本当に恐ろしい。
ある人場面でデモを行なっている人の顔を検知して
「こいつの素性を洗え」とか怖すぎる。
しかしありえないことではない。

劇中では直接触れないが内調によって葬られたであろう
話が出てくるが実際に政府の意向に対立して
何かを明るみにしようとして不審死を遂げた人々の話は
実際にある。

youtubeでアシタノワダイというチャンネルで持ち上げられていたり
検索すると山のように類似の記事が出てくる。
陰謀論の域は出ないものの可能性は捨てきれない。
隣国の情報操作を批判する日本においても情報操作や
メディアでの洗脳することはきっとあるだろう。

少し脱線しましたが本当に怖い。

ラストシーンのぶつ切りの感じも非常に良いです。

余談ですが
この映画によくスポンサーがつきましたね。。