これは傑作。
ジェットコースター映画とはこのこと！！
半地下に住む極貧の家族がひょんなことから
パラサイト（寄生虫）のようになっていく映画。
ほんの少しだけネタバレに触れているかも、、
確信に迫りはしないので全くネタバレ気にしないかたは読んでください
前半は半地下の家族が徐々に潜入していく。
潜入モノ？のような感じでした。
中盤はスパイもののようなバレるかバレないか、、
みたいなハラハラ展開。。
かなり緊迫しているが非常に笑えるコメディタッチで
いたりする。。
後半は打って変わって、痛い・怖い展開。。
コメディタッチでありジャンルがコロコロ変わって
本当に飽きないつくりです。
後半なんてサイコスリラーっぽくもあります。
北朝鮮ギャグには大爆笑。
根底にあるのは
どう足掻いても埋め用のない貧富の差。
韓国は特にこの貧富の差が顕著な国だ。
完全なる学歴社会。
名門一家や裕福な家庭の出でなければ
お金持ちにはなれない。
貧乏な出ならば貧乏なまま。。
いくら頭がよくても大学に払える金がない。
こう言った貧富の差がこの映画の根底にある。
父親がいう「一番完璧な計画とは無計画だ。」という
台詞にも象徴されるようにいくら計画を描いても
成り上がれない。
なんとも虚しい映画とも言える。
やっぱり社会派映画でした。
長男が違和感のある文脈で「象徴的」ということば
「半地下の家」「丘の上の立派な家」「雨」など
そもそも「半地下」という設定などなど
なんかのメタファーなのかと勘繰って２度目の観賞もいいでしょう。
これが「万引き家族」の後にパロムドールを受賞したことが
世界的に格差が広がることを「象徴的」に写していると思います。
ネタバレをちょっとしましたがネタバレをしないで
話すのが非常に難しい映画でした。
とりあえずみてください。
