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轢き逃げ -最高の最悪な日-のpapandaのレビュー・感想・評価

3.5
轢き逃げの加害者にも被害者にも地獄のような日々。ちょっとした迷いで逃げてしまっても、良心の呵責からは逃れられないし、自分を責め続けるだけ。被害者側にはどうしてこんな目に合わなければならないのかと、理不尽さに怒りと絶望を感じながら、この先の人生を生きていかなくてはならないのだろう。罪と向き合い罰を受けることも、家族を突然失ってしまうことも、両方とも辛いなぁ。ラストの母親の号泣に、家族の思いが集約されていると感じた。ましてあんな風に仕組まれたものだとしたら、どこに怒りや悲しみを気持ちを向けたらいいのだろう。
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