このレビューはネタバレを含みます
ずっと生きた心地がしない映画だった。
善悪とか、罪とか罰とか、誰の価値基準で決めるのか難しいけど、
それも、罪を犯してない人が言うだけのことなんだよね。
「罪を犯したら、ただ罰を受けるしかない」ってことば、なんかぐさっと来てしまった。
ラスト、被害者の母と加害者の妻という2人のシーンで終わるのがどうにも遣る瀬無かった。
主人公だと思ってた人は、たくさんいる人たちの中の1人だっただけで、それぞれの場面に1人ずつ主人公がいた。
視点がすごくスマートに切り替わっていくのがいいな、って思った。
水谷豊さん、監督としても素晴らしいパワーをお持ちだな、と感じました。