エアール

ブライトバーン/恐怖の拡散者のエアールのレビュー・感想・評価

3.6
今夜知ったんだよ、
僕には特別な力があるって。
まだ多くの人がそのことを知らないけれど
いずれ世界中の人が知ることになる。
支配するよ、この世界をね…

いくら思春期だからって
12歳の少年が反抗期でやらかすことにしては
ちと規模がの、笑
まあ〜そんでも
もしスーパーヒーロになり得るパワーを秘めた少年が
惜しくも道を踏み外し悪に染まってしまったら…
そんな大胆な発想とあくまでも超越的な存在=”怪物”として
当人が抱える暗い側面を描いているあたりがなんとも面白いですよね〜
デヴィッド・ヤロヴェスキー監督×ジェームズ・ガン製作で贈る
ヒーロー映画のようで、ホラー映画のようで
どのジャンルにも当てはまらない、
そういう意味では良い作品だと思いました。


カンザス州 ブライトバーン
農場を営むひと組の夫婦、カイル&トーリ夫妻がおりまして。
結婚してからずっと子どもが欲しいと
望んでいる夫妻なのですが
子作りに励んでもなかなか期待するようにはいかず。
そんな時夫妻のもとへ
その後の人生を一変させるある出来事が…

とある日の晩
闇夜の中家から少し離れた森に飛来した”なにか”
衝撃と地響きに動揺しながらも
様子を見に行く夫妻、
するとそこには小型の宇宙船と船内に生後間もないぐらいの男の子の赤ちゃんが…

以来
夫妻は男の子をブランドンと名付けて我が子としてむかえ入れ
本当の息子のように
愛情を注ぎ育てていった。

すくすくと育つブランドンは
12歳の少年へと成長を遂げて
学校での成績も抜群。
それ故か
同級生からイジられたり、からかわれたりすることもしばしば。

そしてある日
ひょんなことから少年は知ってしまう。
自分が、他の子にはない特別なパワーをもっていることに…
ブランドンの様子の変化やおかしな言動が増えてきたことから
カイルとトーリはブランドンに注意を払うが
ブランドンの”反抗期”は日に日にエスカレートしていき…


少年の中に良心はあるのか、
興味本位で何でもやりたがる衝動みたいなもんがありますもんね〜
しかもこの少年については
人を超越したパワーが使えるということで
常識で不可能なことでも
実現できてしまう、というね。

家にやって来てから
出血したこともなければ、傷ひとつ負ったこともない。
どう考えても自然じゃない少年は
人の姿をした別の”なにか”なのか…


とまあ〜そんな感じで
楽しませてもらいました。
思っていたよりもショッキングな場面だったりがあってですねぇ〜
その度にオォ〜って食い気味で観ちゃいました、笑
エアール

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