ベンジャミンサムナー

グッド・ボーイズのベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)
4.0
 『スーパーバッド童貞ウォーズ』の年齢を引き下げたバージョンかー…と思ってたら『スーパーバッド』よりも下ネタ強烈じゃねえか!(笑)

 序盤はビール何口飲めるかを競ってて可愛いなぁ…と思ってたらア○ルビーズやディ○ドを武器にする始末。
 まあでも、無知が生み出す笑いはこの年頃が一番活きてくるか。

 個人的一番の爆笑ポイントはハイウェイのダッチワイフ。
 マックス達がハイウェイ横断する場面が作中一番のヒヤヒヤポイントだからこそ、その直後のダッチワイフ再登場が不意打ちとして活きてくる。  
 っていうか、あの男はなぜ見た目が良いとはいえ他人の使用済みのタッチワイフを買い取ったんだ?(笑)

 スクールカーストの中で本当の自分を押し殺してた経験は誰にでもあるから、ラストでソーがありのままの自分になる場面はホントに感動的。

 本作はマックスが意中の女子とキスできるかどうかが話の主軸になっているが、ブリグスリーと付き合い始めてもあっさり別れるのがリアルで良い。

 小学6年生という年齢設定は無知故に生み出す笑いのシチュエーションが活きるが、反面ラストで三人の距離が離れていくことにセンチメンタルになるには早過ぎるでしょ。
 そこの哀愁に関しては『スーパーバッド』の高校から大学への移行時期の方が活きてくる。