このレビューはネタバレを含みます
とてもパーソナルな部分に振り込んだインタビューをしていて、ドキュメンタリーだけど三人のドラマを見たような充実感のある映画でした。
合間に差し込まれるスケートボードのシーンも見てて気持ちいい。
ロックフォードという土地の生きづらさがよくわかる説明テロップもよかったです。
父親の暴力を受け入れられず、母親を憎んでしまったビン。父親は厳しい人だったけど、失ってから父親の愛情に気付き、お金を貯めて街を出る決断するキアー、子供を持ち父親として頑張ってはみたけども生き方に馴染めず対立してしまったザック。
白人黒人の言及、就職難、家庭内暴力、若い男女が子供を持つということ、彼らの表情から言葉からいろんなことが読みとれて、ひたすらすごい映像だなぁと。
暴力にも対立にも必ず理由があって、愛情はあってもそれを越える決断がないと、越えられないものがある。
ザックの、キアーの、ビンの、いろんな表情をみてて胸がつまりました。
それでも、スケボーをしてるときの彼らはみんなきらきらしてた。
とても素晴らしいドキュメンタリー映画でした。