モラトリアム真っ盛りの短絡的で頭空っぽなJDたちが日夜パーリしたりする話。

面白みと品性のないヴァージンスーサイズみたいな映画。
つまりダメなガーリー映画。

エロいシーンもあるのかなと思ったら微塵もない。
勘弁してほしい。
ガビィベイビードールは面白かっただけにめちゃくちゃ期待してたが残念。

• #輸入マグロ
• #お佛

主人公のパムが親友のマノンとシェアしているアパートの部屋「Ranch（牧場）」にたむろして、酒を飲み、タバコを吹かしながら、たわいのないおしゃべりをして、夜になるとパーティではじける、女子大生5人組やその友人の男性たちを描いた、ソフィー・レトゥヌール監督の長編デビュー作となる青春映画。

大学にも行かずに毎日を無為に過ごす若者たちを、ドキュメンタリーかと思わせるような平凡な日常の連続として描き出している。時間をかけて描かれている女子大生たちのたわいない会話も演技には見えず、本当の友人たちが素の状態でしゃべっているかのようである。でも実際には即興ではなく、綿密な脚本に基づいた十分なリハーサルを経て撮影されているとのこと。

酒はかっくらうわ、煙草は吸うわ、しまいには路上で放尿するわ、ちょっと品の悪い女子大生たちだけど、性的には乱れていないのでビッチではなく、そういう点でリアリティを感じることはできる。そんな映像によって一度しかない青春時代のひとときをヴィヴィッドに表現しているという点では、芸術的な作品と言えるだろう。ソフィー・レトゥヌール監督は、自身も経験した若い頃のひとときを映像として残しておきたかったそうである。

でも、映画として面白いかどうかは別で、個人的にはちょっと退屈だった。しかも、女子大生たちが皆同じに見えて、誰が誰だかよくわからなかった。登場人物たちが没個性的であることの証なんだけど、おそらくそれがソフィー・レトゥヌール監督の狙いなんだろう。

Chopin
《19 waltzes Valse No.6"Petit chien" Des-Dur Op.64-1》