Yuki2Invy

ゲシュタポ卍収容所のYuki2Invyのレビュー・感想・評価

ゲシュタポ卍収容所(1977年製作の映画)
2.5
いちおう、この年代の(総じてちょっとエロっぽい)「なんちゃらプロイテーション」のジャンルのうち、所謂「ナチスプロイテーション」と言われるモノの一作だと言って好いのでしょう。が、私自身がこのジャンル自体にまだあまり精通するに至ってない…てコトでもありましょーが、今作は(現時点では)ちょっとどーいう作品なのか・コンセプトとか狙いとかの部分が⇒正直ワタシ掴み切れなかったのですね。それこそ、端的に(60年代末からの)ポルノ系の作品だとか、或いは同時代の「女囚もの」とか「ナンスプロイテーション」とか、に比べると(まず第一にエロいコトはエロいのですケド)作品として少し焦点が暈けて居るとゆーか、ハッキリゆーとシンプルなお下劣でもなくなってる…と言いますかね。まあ、ホロコーストを題材に低俗な娯楽映画を撮る…てその時点でもかなり際どいヤツに手を出している中で、実際の描写としてどの程度までをやるか?つーのは(それこそ)根本的な人間性を外からも内からも問われる…てコトだとも思われますし、当り前と言えば当り前なのかも知れませんケドね(人として)。

いったん今作の話に戻りますと、作品としてはまずはやっぱエロいコトは(かなり)エロいのです。が率直に観たママの感覚をお伝えすると、コレもやっぱ同時代の『愛の嵐(1974)』と『ソドムの市(1975)』を混ぜ混ぜして⇒でソレを安っぽくエロっちくした…という感じなのですよね(⇒どーです?ナニがしたいのかよ~分からんでしょ?)プラス、やってるコトの中身自体=凌辱・拷問の類いのそのモノは(モロにホロコーストなので)極めて非人道的にエグったらしいのですが、所詮B級映画だから描写の質自体はワリと低レベル⇒で結果として物理的にはシビアでもない(ヌルい)という評価のし辛い代物なのですね。。

結論、映画単体の純粋な評価としては(ひとまず)別に特に観ドコロも無さげなこの程度の感じ…としますが、重ねてそもそもこのジャンル自体が(ジャンルとして)どーいうモノなのか…てのは、私の今年の夏休みの宿題として暫く研究してゆくコトにしますので、どーぞ宜しくお願いいたします。
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