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リベンジャー 無敵の復讐心のkuuのレビュー・感想・評価

3.6
『リベンジャー 無敵の復讐心』
原題:리벤저/Revenger.
製作年2019年。上映時間101分。

最悪の死刑囚が集められた島。
そこに妻子を殺された元捜査官が流されてくる。その男の目的は復讐。
韓国作品。

元国際警察官キムは、最凶死刑囚だけが集められた無法地帯のやばい隔離島『AP101』へ流れ着く。
ギャングのボス・クンの手下を殺害した罪でここへ来たのだが、彼の目的は妻子を目の前で殺したクン本人をこの手でぶち殺すことだった。
同じく島に流れ着き手下とともにこの島に君臨するクンを見つけ出し、復讐することはできるのか?

今作品の戦闘の立ち回り"だけ"は素晴らしかった。
特筆するなら最後の戦闘シーン。
ブルース・カーン最高でした。
それ故に贔屓目の評価ポイントです。
余談ながら、彼は韓国の武道で日本の大東流合気柔術が起源やけど、日本ではほとんど普及していないハプキドーって武道の黒帯4段で、韓国空手の4段、グォンボプ(권법무韓国版のカンフー)の5段、韓国キョクトウキの4段を持つ凄腕。
ブルースは韓国ハプキドーの世界大会で4回の世界チャンピオンのタイトルホルダーだそうです。
また、ソウル・アクション・スクールやサモ・ハンのスタント・チームであるフン・ガル・バンともトレーニングを積んでいるんだそうですよー。
2002年に、カーンはサモ・ハンの助言でハリウッドに移り、スタントマン向けのキックボクシングスクールでトレーニングを開始し、そこで、カーンの素早いパワフルなキックが注目されるようになったそうで、もっと劇中で活躍してほしい遅咲きのアクションスターっす。
ただ、アクションはとても楽しめたが、演技、プロット、ストーリー、キャラは、見ていてこちらが恥ずかしくなるほどで、クソ退屈でしかなかった。
停止しょうと思う時に善き戦闘シーンがあるしアレヨアレヨと最後まで見てしまった。
しかし、今作品はコメディなのか、アクションなのか、よくわからない。
ずっとシリアスアクションで展開してほしかったなぁ残念。
作中のジョーク、ってかジョークらしき演出はサブいサブ過ぎる。
英語の台詞をワザワザ入れんでもエエのに、まぁ蒸し暑い夜にサブいのは好都合だけど、アクションは熱くて、セリフ等のサブさとアクションの熱さで相殺され結局暑苦しい。
母ちゃんと娘のサイドストーリーはどうも無意味で仕方ない。
映画やストーリーに何の足しにもならなかったかな。
ホント、アクションは素晴らしいのに勿体ない。
登場人物の多くは、ただただ奇妙で理不尽でしかなかった。
だから、この映画を真面目に見ていいんか、それともバカにしながら見たらいいんか、よくわからない。
でもまぁ、小生は無意味なアクション映画でも、良い戦闘を欲してるのも事実やし、同じような方にはきっと戦闘シーンを見さえすれば、許せる内容だと書く小生に多少なりとも共感していただけるんじゃないかな。
また、香港アクション好きと云うよりも、80年代の日本のカンフーアクション(JACの作品『魔拳!カンフーチェン』等々)の好きな方には見る価値があり懐かしく感じると思います。

よーわからない奇妙なミッドクレジットシーンがあります。
続編の可能性を示唆してんのかなぁ。
kuu

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