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スウィング・キッズのabeのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
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Fucking Ideology !
こういう「がんばれ!ベアーズ」的な映画は大好き!前半はコメディーでダンスダンスレボルーション的なダンスバトルのシーンは腹抱えて笑ったのに、後半のシリアス展開に涙した。

イデオロギーによる分裂や集団思想の怖さが不幸にしか繋がらないことがよく伝わる。好きなことが出来なかったり、そもそも生きることにすら影響を与えてしまうことは恐ろしい。また子供にも同じように教えてこまれることも怖いと思う。赤狩りというものがなければ優れてた芸術や命が失うことがなかったと思うと悲しくなる。

タップダンスに魅せられたギスが生活の音がタップダンスの音に聞こえて脳内から離れないあの感じ最高に好き。とんかつDJあげ太郎が初めてDJのプレイを見てとんかつをあげる音やキャベツを切る音がそれにしか聞こえない感じ!!

脳内から音楽が離れなくて踊ってる間は何にでもなれる気がするあの自由な感じが見てるこっちもその気にさせてくれる。踊りながらドアを開け柵を破ってくところは最高に気持ちが良かった。ただ音楽が終わると、ドアに立ち止まっているギス。現実はそんな映画のようにうまくいかず靴を置いて体育館から去っていくあのシーンは素晴らしすぎる。あそこで感情が爆発した。
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