北朝鮮が非核化して南北国境のバンカー(要塞)で会談が行われることに。会談にやってくる高官をCIAから依頼されたPMC(民間軍事会社)が確保する作戦だったが、そこに現れたのは最高指導者だった。
バンカーという場所だけでなく、主人公が義足でカメラ越しに指示を出すシーンが多くその臨場感に目を奪われる。
目まぐるしい展開で惹きこみつつ、後半は主役の隊長の過去も絡めてその心に焦点を当てつつ、この隊長と北朝鮮医師の交流がメインに。二人がお互いを「韓国人」「北朝鮮人」と呼ぶのが面白い。
あと、移民だらけのPMCや国際紛争の芽を自らの再選に利用しようとするアメリカ大統領など様々な設定も興味深かった。
展開に惹きこまれる一本。