千里

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!の千里のレビュー・感想・評価

4.3
リバイバル上映にて久々に鑑賞したので、以前からアップしてた感想+今回の感想として再投稿。

TVアニメ「デジモンアドベンチャー」の後日談であり、その後のTVアニメ「デジモンアドベンチャー02」のストーリーや設定にも影響を与えることになる作品。ちなみに本作は細田守監督が手がけているが、同監督の後の作品である「サマーウォーズ」は本作の内容を現代版としてデジモンファン以外にも通じるようにしたものである。

あれだけ綺麗に終わった「デジモンアドベンチャー」の後日談ということで、下手したら蛇足になってしまうくらいなのにファンを納得させるこの完成度。当時劇場に見に行った時に感じた楽しさと嬉しさ、そして見終えた後の満足感は今でも覚えてる。ファンの求めてた現実とデジタルの狭間の戦い。人気の高い究極体デジモンたちが苦戦する緊迫感。そして今ではデジモンの金字塔と言ってもいいくらいのキャラクターになったオメガモンのかっこよさと終盤の熱い展開。これ程のエンタメ作品を見せてもらえたらそりゃ最高だよ!

捕捉として、本作はまだネット世界があまり進んでいなかった当時だからこそ、ワクワク出来て面白く感じた部分もあるとは思う。


※2022.10.23新宿ピカデリーにてデジモン映画三本立てのリバイバル上映を鑑賞したので以下感想。

公開当時に子供の自分が大興奮したのは覚えてるけど、今観ても抜群に面白い!本作を観て、デジモンが存在する世界観や都会に憧れたのを思い出す。TVアニメ版はデジタルワールドが舞台(リアルワールドが舞台になった章もあるけど)だったところからの本作のネット空間上の表現の移り変わりが凄いなと改めて思った。そして世界中の子供達に応援されながらのオメガモン誕生シーンはいつ観ても本当に素晴らしい。

島根にパソコンなんてあるわけない等のコミカルなシーンも劇場でクスクス声が上がるくらいには面白く楽しい。あと"ペンタゴンに侵入した台湾の中学生"凄すぎない!?笑 物凄いパワーワードだなと 笑笑
千里

千里