このレビューはネタバレを含みます
旧さるびあ丸と神津島見たさに。他にも都内の風景など実際にある街を忠実に描いているのだけど漂白されていて雨や風の匂いすらしないことが最大の欠点だと思う。
スポンサー名の出し方、音楽の使い方もノイズ多めで気持ち悪い。本当に「商品」なんだなぁ。。圧倒的商業主義。
若くて青くて「大人には言葉が通じないと思っている物分りのいい子どもの無力感」みたいなものなのかな、、。警察や児相を敵として描いているのが気になる。
「大人は何もしてくれない、でも僕たちは大丈夫」と10代の主人公に言わせてしまう製作者側は大人なのに、だ。
神輿に担がれてしまったが、本来ポストジブリでもなんでもないんだよ…。新海誠のどーしようもないセカイ系と、お金の匂いのする絵との食い合わせが悪すぎる！！この規模のアニメ映画で、社会に対して目をつむるラストを提示する危うさよ。
もっと小規模であれば、オタク的なモノとして受け入れられたかもしれないけど。こういうのが量産されないことを願うしかない。
