あ

天気の子のあのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
1.0
公開時に見て、拒絶した事だけうっすらと覚えてたけど、新作の復習がてら再見したら、過去の記憶なるほど納得!な内容だった。。。
オチをまとめると、偶発的に天気の巫女になってしまった少女が、豪雨続きの東京の天候を治める為に犠牲になろうとする話なんだけど、その過程が無理やり過ぎる。
というか、天気にまつわる神社の神主が巫女の存在を話したから、ヒロインが天気の巫女なのでは?という事になったけど、それ以前の問題として、廃屋の屋上に祠?があると知ってる事にも、その祠が巫女を選定する扉になってる事にも、祈っただけのヒロインが巫女になった事にも、偶然が過ぎるやろう。
巫女の能力を活かして主人公と一丸になって商売始める展開や、客との微笑ましいやり取りは、本作で唯一良かったと思えたけど、身体売ってまで生活費を得ようとしてたのに、唯一の食い扶持稼ぎは安く見積りすぎだし、結果商売で身を削ってたし。献身的なヒロイン像を打ち出したたかったのかもだけど、色々と貧困過ぎる。
そして、商売で能力使いすぎて?体が雨化する現象も理に適ってる?なと思えたけど、そんな事は能力乱発してた時に本人は気付いてただろうに、その事を観客に分からせるポイントを見せないままに突然告白されても、そうなる前に止めろよ!としか言えない。
それより何より要所要所に軽く流せない程にエグくて酷い描写があってドン引き。
まず、未成年がお金を稼ぐ為に風俗で働こうとするて。働き口が無いにしても極論過ぎるでしょ。しかも、その事を主人公に突っ込まれても笑って誤魔化すヒロインて、どうなの。。。
次に、主人公がたまたまゴミ箱から見付けた拳銃を何故か持ち続けてて、銃刀法違反で警察から目を付けられるって。拳銃というワードだけでも非現実にも程があるのに、警察から追われるというシビアな現実の違和感半端ない。主人公達を逃げ場のない状況に追い込む為の設定なのは分かるが、よりにもよって何故に拳銃。。。
そして、これはまあ苦肉の策だけど、寒さ凌ぎでラブボに泊まるってねえ。別に何かする訳ではないから深い意味はないし、最後にイベント的?な演出を盛り込みたかったにしても、もっと他にも泊まる場所はあったでしょうよ、天気の客とかさ…と監督に問いたい。
あ