このレビューはネタバレを含みます
どうしても前作君の名は。でハードルが上がりきってるのもあるし、君の名は。の中盤のネタバラシ展開などと比べると単純に面白い要素で劣る部分はあったかもしれないが、いち映画としてはさすがの出来ですごく良い作品だった。作画や描き込みも無論圧巻。
ただ少し気になったところでいえば、警察に追われるシーンを入れたかったというのがあったから登場させたのだろうが、さすがにこの作品に銃の存在は場違い感が否めなかった。あと終盤せっかく手錠をつけられたのだから、二人で空中舞ってる時に体が離れないように手錠のもう片方を相手の手にかけるだとかそういう演出も個人的には欲しかった。空中舞いながらつけるのは物理的に厳しいのかもしれないし、それでその演出を入れなかったのかもしれないが、それなら手錠をかけられるシーン自体がいらないと思う。あとラストシーンでせっかく指輪を持ってるのにそれを指にはめたりしないのも勿体なかったように思うが、ベタだからやめたのか、それかもしかしたら自分が気づいてないだけでなにか意図があるのかな。
ただやっぱり新海誠作品はほしのこえや秒速でも、君の名は以降の作品でも、毛色は違えどほとんどの作品、ラストが印象的で良い。