相変わらずの美しい映像とRADWIMPSの音楽。
期待値が高すぎるのは仕方が無い。
雨の降りやまない世界に対する恐怖より彼女を選んだのは青い恋の勢いだからか。
そんな必死の思いで取り戻した彼女が最後のシーンであっさり力を使ってるのはなんだかな、と思い、
また連れ去られたら空に迎えに行くのかな、などと冷めた感想が浮かんでしまった。
この映画が悪いとは思わない。
薄っすらわかっていたが自分が歳をとっただけ。
私は都会に出てきてあたふたしてたときに新海誠さんが一人で作ったあの自主制作映像を見て、彼の名前が心に焼き付いた大勢の中の一人だった。
今の自分も嫌いじゃないけど、あの時の感性でこの映画を見たら感想は全然違ったと思う。